認知症のある方とのコミュニケーションをいっしょに学びましょう。
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認知症(にんちしょう)
ってなんだろう
会話をするときのポイント
認知症のある方は、気になることがあると、そればかりが気になってしまいます。それは、大きな音や気になる音に意識(いしき)が向いてしまうためです。 また、認知症のある方には高れい者が多く、耳が聞こえにくい方もいます。
認知症のある方は、話しかけても気が付かなかったり、状きょうが理解しづらかったりします。 また、年を取ることで視野がせまくなっている場合もあります。相手の目を見て話すことは、同じ高さで物を見ることになります。その方と同じ視点をもつことで、その方の気持ちによりそうことができます。
ゆっくりと話しかけることで、認知症のある方は理解がしやすくなります。急いで伝えると意味がわからずに混乱(こんらん)してしまうことがあるので、ゆっくり伝えましょう。
認知症のある方は前に話したことを忘れて、何度も同じ話をすることがあります。「さっきも聞いたよ」とは言わずに、話題を変えることで楽しくお話しをしてみましょう。
シチュエーション別
コミュニケーションの
トレーニング
CASE01
道にまよっている場合
近所のおじいちゃんが道にまよっているみたい。
おじいちゃんのおうちはすぐそこなのにどうしたんだろう。
認知症になると、自分の家がどこにあるかわからなくなることがあります。 よく知っている人だったら道を教えてあげましょう。また、近くにいる大人の人に伝えたり、交番に連らくしたりしましょう。
CASE02
同じ話を1日に何度もする場合
おばあちゃんがきのうの話を何回もするんだ。
今日の朝から5回は聞いているよ。
認知症になると、自分が話したことを忘れてしまって、また同じ話をしてしまうことがあります。 ご本人はくり返し話をしているつもりではありません。「さっきも言ったよ」などと言わすに話を聞きましょう。
CASE03
事実ではないことを言う
おじいちゃんが「昨日ハワイに行ってきたんだよ」と言ってる。昨日は一日中家にいたのに・・・
もしかしたら、昔に体験したことを昨日のことのように感じているかもしれません。
「行ってないでしょ」などと言わず「楽しかった?」「どうだった?」など、楽しく会話しましょう。
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