年を取ると、体はどうなるの?
年を取ると、体にさまざまな変化があらわれます。ここでは高れい者の体の変化を見てみましょう。
高れい者の体の変化
骨
骨の中の成分が減って、ちょっとしたことで折れてしまいます。折れてしまうと、治るのにも若いときより時間がかかります。
関節
骨と骨をつなぐじん帯やなん骨が固くなります。ひじやひざなどを曲げたり、伸ばしたりがしづらくなります。
内蔵
血液が通っている血管が固くなって、血がつまりやすくなります。食べたものをとかす胃液の量も減ってしまうので、消化もしづらくなります。
皮ふ
からだの水分が減って、乾燥(かんそう)しやすくなり、はだの弾力(だんりょく)が減ったりします。しわが増え、感覚もにぶくなります。
筋肉
筋肉のせんいが弱く細くなって、筋肉の量が減ってしまいます。特に腕より足の筋肉がおとろえやすいけい向があります。
脳
細胞(さいぼう)が減ることで、物忘れが増えたり、新しいことを覚えにくくなったりします。
目
近くや遠くのものが見えにくくなったり、白くぼやけて見える目の病気にかかりやすくなります。また、涙の量が減って、かわきやすくなります。
歯
残っている歯の数が少なくなります。歯が少なくなったり、グラグラになったりすると、ものをかみにくくなり、かむ力も弱くなってしまいます。
口・のど
だ液(つば)の量が減って、口の中がかわきやすくなります。ものをのみこみにくくなり、むせこむことも増えてしまいます。
私たちとはこんなにちがうんだね!
このほかにも、病気にかかりやすくなったり、病気が治りにくくなったりするのも、高れい者の体の特ちょうです。