認知症(にんちしょう)を知っていますか?かいごについて学ぶみなさんには、認知症のことも知ってほしいです。
認知症とは?
認知症(にんちしょう)とは、さまざまな原因で
記おくや考える能力が低下し、日常生活や仕事で
こまりごとが出てくる状態です。
認知症はだれでもなる可能性があります。
年を取ると、
「もの忘れ」が見られることがありますが、
認知症のもの忘れは、体験そのものを
忘れてしまうのが大きな特ちょうです。
普通のもの忘れ
日常生活にこまりごとは出てこない
旅行に行ったことは覚えているが、一部分忘れている。
認知症
によるもの忘れ
日常生活にこまりごとが出てくる
旅行に行ったこと自体を覚えていない。
症状(しょうじょう)を知る
認知症には
「中核(ちゅうかく)症状」と
「行動・心理症状」と
呼ばれる二つの症状があります。
中核症状
記おく力や理解力、判断力がおとろえます。
例えば・・・
食事をしたことを忘れる
行動・心理症状
体や心の状態からえいきょうを受けて起こります。
例えば・・・
お金を使ったことを忘れて、だれかにぬすまれたと思いこむ
2つの症状をかぜに例えると?
中核症状
・熱が出る
・のどが痛くなる
行動・心理症状
・苦しくて泣いてしまう
・いつ治るのか不安になって、ねむれなくなってしまう
認知症
のある方には
どう接したらいいの?
認知症のある方の中には、
もの忘れが増えたり、
今までできていたことができなくなったりして、
「何かがおかしい」ということに
自分で気づいている人もいます。
そんなとき、
自分がこまっていることを言えるのは、
家族や周りの人が信用できるときです。
認知症のある方の気持ちを考え、
寄りそう姿勢が大切です。
まずは、本人の気持ちを思いやり、
否定(ひてい)はせずに話を聞いてみましょう。
その方らしさを大切に
「この人は認知症だから・・・」といった決めつけはやめましょう。認知症になってもその方の個性や歴史は変わりません。認知症になる前の姿を考えながら、何を伝えようとしているのか探りましょう。
失敗してもせめない
認知症のある人が何かを失敗したときに、強い口調でおこったりすると、自信をなくしてしまいます。 失敗しても「だいじょうぶ」という気持ちで接しましょう。認知症のある人が失敗をおそれずに暮らせるようにすることが大切です。
まとめ
認知症のある方も私たちと同じように「うれしい」「たのしい」という感情は心に残ります。「認知症だから」と思わず、コミュニケーションを楽しむことは大切です。
認知症(にんちしょう)についてもっと知りたい方はこちらから!
認知症(にんちしょう)の方との
コミュニケーションを学ぼう
あんなこんな
かいごのこまった場面で役に立つ、あんなことや、こんなこと。ここは、自宅で認知症のある方を支える人をおうえんするサイトです。
かいごのさまざまな場面におけるあんなこまりごとや、こんなこまりごと。あんななやみや、こんななやみに対して、認知症ケアのプロの知見にもとづいた、あんなヒントや、こんなヒントをごしょうかいしています。
外部サイトへ移動します